九重佑三子版『コメットさん』の懐エピ(後編)
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★九重版『コメットさん』〜第50話「アリの国探険旅行」≪1968(昭和43)年6月10日・本放映≫★

★「九重佑三子」さん主演の実写版『コメットさん』と言う番組は、1967(昭和42)年7月3日〜1968(昭和43)年12月30日(全79話…第19話までモノクロ、第20話からカラー、第49話から設定リニューアル)の期間、毎週月曜日のPM7時30分〜8時に、国際放映の制作、TBS系列で人気放映されておりました…。


★九重版『コメットさん』〜第50話「アリの国探険旅行(前編)」からの続きです〜!…★

★『コメットさん』後半パート開始タイトル〜いまだにダイヤが見つからず、困っているママ…。庭では、コメットさんと武が必死にママのダイヤを探している…。▼コメット「無いわねぇ〜?」…そこへ浩二が、ママの様子を報告しにやってくる…▼浩二「パパが帰るまでに見つからなかったら死んじゃうって…ママ泣いているよ〜」…▼武「パパがママにあの指輪プレゼントしなかったら〜僕達、この世の中に生まれなかった…っていうわけだな」…▼コメット「なんとしても、あの指輪をとりかえさなくっちゃ〜いけないわね!」…。▼浩二「取り返すって?どこからさ〜」…▼コメット「後はあそこだけ…チューリップの側に穴があるでしょ」…と、花壇の方を指差す…。▼浩二「うん、蟻の巣だ!」…▼コメット「その中にあるらしいのよ」…▼武&浩二「えぇ〜〜っ、どうやって行くのさ?」…▼コメット「うんっ、アタシについてらっしゃい!」…「ポンッ!」…と、例の如く「マジック・バトン」を取り出すコメット…バトンをくるり〜と回して…▼コメット「えいっ!」…。コメットさんの魔法で蟻のように小さくなった3人…。自分たちが魔法で小さくなったが為に、異常に大きく見えている(当たり前なんですが…魔法でミクロ化しているから3人にとっては、実際にも大きい穴なんですよネ)蟻の穴の前で…▼武「わぁ〜、深いなぁ〜」…▼コメット「さぁ〜、中入ろう〜!」…と、コメットさんがあらかじめ用意していたお裁縫用の糸をロープ代わりにして蟻の穴の中に垂らし、どうにか蟻の穴の中へ侵入する事に成功した…。…そして、何処まで行っても真っ暗な洞窟のような感じが続く通路上を3人は、勇気を持って歩き始めたのである…。

★暗闇通路をさまよい〜歩いていると…まず最初に扉のようなモノを発見し、恐る〜おそる〜その扉を開けたてみたら?…その部屋内から結婚式の音楽が流れてきたのである…。…どうやら〜その部屋の中では、蟻達が結婚式をやっている最中のようだ…。アリの国の結婚式場の扉をそっと閉め…そして又、奥へ奥へ〜と、勇気を振り絞って暗〜い通路を進んで行くと…又、扉が目に入る…そっと〜開けて覗いてみると?…▼コメット「あ〜っ、アリの赤ちゃんよ!」…その吊る下げ式のメリ〜が廻るお部屋内には、可愛イイ〜蟻の赤ちゃん達がスヤスヤ〜と、お寝むをしているようだ…▼コメット「かわいいわねぇ〜」…と、微笑みながら可愛イイ〜蟻の赤ちゃんをおもわず〜抱いてしまうコメットさん(笑顔)…。微笑ましい蟻の赤ちゃんの部屋を出た3人は、さらに未知なる暗〜い険しい通路を奥へ奥へ〜と突き進んで行く…。▼武「だんだん〜道がわかんなくなってきたねぇ?」…と、暗闇の中で少々不安になり始めかけたら…又、何かの新たなる部屋の扉を発見!…▼コメット「さっきは、結婚式と赤ちゃんでしょ〜…今度はいったい何かしら?」…▼浩二「開けてみようか?」…又も恐る恐る〜扉を開けて…「ギギぃ〜〜イぃ〜」…みると〜何と?そこは、亡きアリ達が眠る墓場だらけの部屋なのであったぁ〜!…。…恐いんだけれど、半ば興味本意に(幼い頃の子供心と言うモノは、異常なほどの恐怖心と興味本意が同居してますから…恐くてもついつい〜少しずつ前に進んじゃうモノなんですよネ…笑顔)、そのアリの墓場部屋に入って行く3人だったが…と、その時〜3人の目の前に、人魂(火の玉)と言うか、」蟻だけに…アリ魂?(笑)が、いきなり〜ユラリ〜ユラリ〜と出現したのである…。…突然の人魂の出現に驚き〜慌て捲くって!もたもた〜している武をひとり取り残し、その墓場部屋を勢いよく〜飛び出し逃げるコメットさんと浩二!…。我に帰り、辺りを見廻すコメット…▼コメット「あれぇ?ねぇ〜武くんイナイわよ」…コメットと浩二は、暗闇の「アリの国」の中で武とはぐれてしまうのであった…。

★暗闇で、はぐれてしまった武を探す〜コメットと浩二…▼浩二「おにぃちゃぁ〜ん!」…▼コメット「武くぅ〜ん!」…。▼武「コメットさぁ〜ん…浩二ぃ〜!」…と、一方〜コチラでもひとり暗闇をさ迷い歩く武…。…その時!武の前に、暗闇の中で不気味に光る目が現れるのであった〜!…。…驚いて、たまらず〜その場を勢いよく逃げ出してしまう〜武…。…しかし、暗闇に浮かぶ不気味な目玉は、執拗にも武に向かって追って来るぅ〜!…。行き止まりで、逃げ場を失い〜ひとり脅える武…。…その〜不気味な目玉の正体は、何と?友好的なアリさんだったのである…。被っていた赤い帽子を取って武に対して軽く挨拶をするアリ…▼武「そうかぁ〜お前、ケーキの時にいたアリだな」…コクリ〜と、うなずくアリ…▼武「お前、まさか〜俺を食べたりしないだろうな?」…おもいっきり〜首を左右に振るアリ…▼武「そうだな〜人間だってアリは、食べないモンな」(そう言う事ではナイように思うんだけれど?…笑)…▼武「俺はなぁ〜、ママのダイヤモンドを捜しに来たんだけれど、どこにあるか知らないか?」…▼アリ「ダイヤモンドなんて、ココには無いよ」…▼武「あのねぇ、パイの中に入っているんだよ」…▼アリ「パイかぁ〜、それならきっと食料倉庫の中かもしれない?…案内するからボクの背中に乗りなよ…ねっ、はやくぅ〜!」…食料倉庫まで案内してくれる〜と、アリの背に乗る武(それにしても、武の乗るアリの走るスピ〜ドがメチャ〜早いっ!…笑)…。

★そして、武はアリに乗りながら〜ようやくコメットさんと浩二に遭遇!…▼浩二「あ〜っ、おにいちゃ〜ん!」…▼武「やぁ〜っ!…ダイヤのあるところに連れてってくれるってさ〜、さぁ〜行こうっ!」…。さらに暗闇通路を奥へ奥へ…▼アリ「ココ〜が倉庫ダヨ」…アリさんからの親切な案内誘導のおかげで、ようやく〜ダイヤがあると思われる?食糧倉庫扉の前に無事到着する事が出来た…。▼武「蟻さん、どうも〜ありがとう!」…▼アリ「どういたしまして、それじゃマタネ…サヨウナラ!」…3人を何度となく〜見振りかえりながら去って行くアリ…。▼コメット「ねぇ〜、開けてみようか?」…と、3人で押したり〜引っ張ったりして目的のパイがあると思われる食糧倉庫の扉を開ける為に…と、色んな事をして試みる3人だったが食糧倉庫の扉は、一向に開く気配ナシ…。…と、その時偶然にも、武が掴んだ〜扉の一部が取れてしまう〜…。…食いしん坊な武だけに、多分?チョコレ〜トの匂いが何気にしたのだろう…その扉の切れ端を何気に口に入れほうばる〜…▼武「んっ?チョコレ〜トだ!」…武の食べていた切れ端を横取り、たまらず〜浩二も口の中にほうばる…▼浩二「え〜っ、ホントだぁ!」…。…と、言ったや否やチョコレ〜トで出来ている扉を叩き破り〜食料倉庫の中へと入る3人なのであった…。
★食料倉庫内〜▼コメット「わ〜っ、イイ〜においだぁ…あらっ、これ〜パイかもしれない?」…と、アリ達が、日頃からお菓子をたくさん保存しておく〜食糧倉庫の中に、目的のパイを発見!…。自分達の体より大きいパイを一生懸命に掘る3人…。▼コメット「あっ、何か見えたわよ」…さらに、パイを掘り進める3人…。▼3人「あ、あった!」…遂に〜、パイの中から念願のママの大切なダイヤを発見し、ミクロ化している3人には、たいへん重〜いダイヤをヨッショ〜!…と、力を合わせて堀り取り出しながら…ママの喜ぶ姿が目に浮かんだのか?…▼武「うわっ〜こうやって見ると、ママのダイヤも世界一だね」…。遂に、待望のダイヤを手にする事が出来たのである…。▼コメット「はやく〜持って帰りましょ」…よいしょ〜!よいしょ〜!…。…ママの大切なダイヤを探し出し、家路に急ごうと…今まで通ってきた険しい暗闇通路を再び重いダイヤを持ちながら戻る3人…▼コメット「足元、気をつけてね」…よいしょ〜!よいしょ〜!…。

≪解説〜その5≫◆ミクロ化した3人のアリの国探険旅行も冒険ファンタジ〜として最高に文句のない素晴らしい出来!…。コメットさん達がアリの国探険で次から次に遭遇する、「結婚式場」〜「子供部屋」〜「お墓」というのがテ〜マとシンクロしているし、チョコレ〜トで出来ている食料倉庫のお菓子扉も中々ツボにイイ〜感じ…。私達が子供の頃、こう言った童話などに出てくる〜全てお菓子で出来ている家などって、物凄く〜羨ましくて憧れたモノですよネ(笑顔)…。
○「蔵 忠芳」さん・談「あれは確かセットが暑かったんじゃなかったかな」(これは別の話と記憶違いしている気もするが、照明が熱かったのかもしれない)…。
○「芝山 努」さん・談「実写人物がアニメのアリに乗るシーンを作った記憶があります。実写の動きに合わせるためには1コマずつ合成しなければなりませんでした」…。
◆ちょっと「チョコ扉」のお話が出ておりましたので…。当時、ロッテの「ガーナチョコレート」のCMをしていた九重佑三子さん…。実は、甘いものが大の苦手で全く食べなかったらしい…。○「九重佑三子」さん・談「CM撮影のときは、カリッと噛んでニコッと笑ったらすぐプッと吐き出したりしてね(笑)」…。ん〜っ、なるほど…だから劇中でコメットさんがパイやチョコレートなどの甘いものを食べる場面が出てこないわけだったんですネ…。
★地上では、どうして見ようもナク〜ひとりイライラ〜しながら庭の花壇の水撒きをし始めたママ…コメットさんや最愛の息子達が、その水撒きをしている花壇の土の下にいるとも知らずに?…。花壇の地下〜土の中では、お茶の間の私達の予想通り…「グォオ〜〜〜ッ!」…と、強く流れる水の豪音と共にコメットさん達の頭上におもいっきり〜大水が襲い降りかかるっ!…▼3人「うわぁあ〜〜水だぁ〜!…うわぁ〜!…助けてぇ〜!」…コメットさん達のいる地下・アリの国の世界は、ママの水撒きのせいで大洪水、大パニック状態にぃ〜!…。

≪解説〜その6≫◆何も知らない?ママが花壇に水を撒き、地下で3人が大洪水に遭う場面にはその本放映当時、作品にのめり込み過ぎて手に汗握る強烈な印象を受けたものです…。それにしても、イライラ〜しているとは言え、ママの花壇への水の撒き方が超強烈!…。あれは、水撒き行為ではナク…庭の草花をおもいっきり〜破壊攻撃しているようにしか私には、みえませんのですが?(笑)…。
★地上の石原家〜ようやくパパが自動車で仕事場から我が家へ帰宅…▼ママ「あっ、パパだ〜!」…。パパの帰宅に、ダイヤの無い〜結婚指輪の台座を持ちながら慌てるママ…。▼パパ「ただいまっ…あれっ?…だだい…まぁ」…いつも真っ先に出迎えてくれるハズのママの姿が今日に限ってナイ事を不思議に思う〜パパ?…。リビングの戸を開けて中の様子を伺う〜パパ…。すると、パパとママの新婚写真を眺めながら落ち込んで立っているママの後ろ姿が、パパの目に入る…。…パパの気配を感じ、今にも泣き出しそうな顔でゆっくりと振り向くママ…。▼パパ「なぁんだ〜ょ、どうしたんだよ?」…▼ママ「あ〜んた〜!…どないしましょ〜?」…と、タマラズ〜パパの胸にいきなり〜泣きながら飛び込むママ…。▼パパ「どうしたのぉ?えぇっ〜」…パパの胸に抱かれながら、只々〜泣きじゃくっている状態のママ…。庭の花壇の前に…大洪水パニックで、命枯れ枯れではあるが、ようやく〜ボロボロ〜容姿状態の3人が無事!地上に戻ってくる事が出来た(地上に戻った3人の衣裳が汚れ、コメットの顔が汚れているのも結構ツボに良い感じ…。役の上とは言え、最近のアイドルだったら絶対にこんなことしませんものネ…笑)…。

★相変わらず〜石原家内では…▼パパ「え〜っ、結婚指輪のダイヤを無くしたってぇ?」…▼ママ「えぇ、私が悪いんですよって…どうぞ、存分に叱ってください!」…▼パパ「叱ってくれってねぇ…叱ってどうのこうのって問題じゃないけどさ…。そりゃあ〜、あれは…確かに世界で一番小さいダイヤかもしれないよ?…だけど、あれを買う為にねぇ…ボクは当時、ひと月残業してだねぇ」…申し訳なさそうに何度もうなずき、節目がちなママ…。…そんな、結婚指輪の大切さを心から思っているママの健気な様子を察したパパは…▼パパ「ま、そんな事はよそう…イイ〜んだったら、ママ!…どうせさっ…あんなモノぁ〜ただの形式だもの…ねぇ?…。…今度はさぁ〜、もっと大きなダイヤを買ってあげるよっ!…どこへ落っことしてもわかるようにさぁ」…パパの自分を思いやる優しさに、つい〜▼ママ「パパぁ」…と、ママの目から一滴の涙が頬を伝って流れる…。…それを見ていたコメットさんが、ようやく3人で命懸けで探し出したママの大切なダイヤを手のひらの上に載せ…そのダイヤに向けて〜「マジック・バトン」を一振り…▼コメット「えいっ!」…。…すると…あら〜不思議?…ママが流した頬の上に残る一粒の涙が、魔法の力でダイヤに変わる…。その光りに、ハッ!と気づくパパ…。そして、ママにそっと〜歩み寄り…ママの頬から一粒のダイヤを摘み取り、不思議そうにそのダイヤを眺めるパパ…▼パパ「んっ?…なぁ〜んだママ〜…ハハハハ(笑)…キミってひとはぁ…ハハハ…」…笑いながらママを自分の元へ〜抱き寄せるパパ…▼パパ「だから〜大好きなんだよ」…そのママへの愛を感じるパパからの優しい言葉に、ママの顔にもようやく〜安堵の笑顔が戻る…。

○「山際永三」監督・談「パイを食べたらダイヤはウンコと一緒に出てくる筈なんだけど、それじゃサマにならないし常識的に写せないですから涙にしたんです」…。
★そして、パパがママの体を抱きかかえ持ち上げて、ふたりで笑い合いながら幸せそうにくるくる〜と回りはじめる(こう言った〜何気ない夫婦愛のシ〜ン?イイですネぇ〜)…。▼コメット「うふふっ…良かったわね」…武&浩二と、顔を見合わせて素直に喜ぶコメット…。▼武「ママ〜っ!」…▼浩二「パパ〜!」…たまらず〜幸せそうなパパとママのところに掛けて行く武と浩二達…。BGMに九重さんの持ち歌『チュール・チュ・チュ』が流れ始め…ちょっと〜薄汚れたコメットさんの満面な笑顔のアップ…。武と浩二が加わった石原一家の幸せそうな団欒風景を窓越しに眺め…ひとり、薄暗くなった庭の花壇へと再び向かうコメット…。そして、花壇の土の上にある蟻の穴の横に…パイの切れ端を小さくちぎって、そっと〜置くコメット…。▼コメット「アリさん、おうちを荒らしてごめんなさいね…。チュ〜リップさん、そっと教えて…あたしも結婚できるかしら?」…何故か?おもいっきりうなずくチュ〜リップ!(軽く微笑むコメット)…。…▼武&浩二「コメットさ〜ん!おいでよ〜、はやくぅ〜!」…幸せ一杯の石原家から、コメットさんを呼ぶ声が…▼コメット「はぁ〜い!」…元気に返事を返し、花壇を後にするコメット…。その時、ボヨヨ〜ンと花壇に咲くチュ〜リップの間から例の如く〜星の校長先生が登場!…▼星の校長先生「コメットのやつ…ワッハッハ〜」…と、今回の件でちょっぴり大人になったコメットの成長を影ながら喜んでいると思われる〜星の校長先生のお腹を抱えた大きな笑い声がいつまでも石原家の庭中に響き渡っていた…。≪第50話「アリの国探険旅行」〜おわり≫

≪解説〜その7≫◆「市川森一」・「橋本洋二」・「山際永三」の『一二三トリオ』が初めて組んだ記念碑的作品…。この名トリオはこの後、『胡椒息子』、『彦左と一心太助』、『千葉周作・剣道まっしぐら』、『帰ってきたウルトラマン』、『シルバー仮面』、『ウルトラマンA』などでも独自の作風を披露することになります…。第49話「空へ飛んだ自動車」<1968(昭和43)年6月3日・本放映〜後半(伊丹パパ&坂本ママ)第1作>&第50話「アリの国探険旅行」の同時製作2本立は、メインライター「佐々木守」氏から「市川森一」氏へのバトンタッチ的な意味合いもあり、1968(昭和43)年6月に行われたリニュ〜アル<第49話から新企画の『コメットさん』がスタート!>によって、この頃が九重版『コメットさん』の最も高揚していた時期(特に「市川森一」氏の脚本作品で傑作が続出してもおりました)と言えます…。それから、ラストシ〜ンでBGMとして使用されていた九重さんの持ち歌は、『チュール・チュ・チュ』(「糸見 偲」作詞・「小林郁夫」作曲)と言う曲…。1968年5月1日にレコ〜ド発売もされ、6月放映の『コメットさん』4作品(#49〜52)で劇中使用された他に、第42話でも使用されております…。
◆尚、当「アリの国探険旅行」は、前述のミドリちゃんや星の校長先生も最後に何気なく登場していると言う〜、九重版『コメットさん』レギュラ〜のキャラ陣・勢揃いの豪華な作品でもありましたし、ラストのシ〜ンでは、シナリオ上、チュ〜リップが頷いて終わる幻想的なラストだったんですが、実際のラストは山際監督が追加した現実的な(?)オチで、それがやけに、このテ〜マを持つ作品の最後の締めとして、コメットさんの揺れる乙女心をお茶の間の私達に心地よく的確に伝えている〜最高に素敵で素晴らしいラストシ〜ンにもなっておりました…。九重版『コメットさん』って、ホノボノ〜とした心地の良い余韻が残る後味の本当にイイ〜作品なんですよネ(笑顔)…。
≪注≫解説文中の「S#」表記は、「アリの国探険旅行」のシナリオ場面ナンバ〜です…。
◆今回、取り上げさせていただきました〜九重版『コメットさん』第50話「アリの国探険旅行」の決定稿シナリオは、柿の葉会の『夢回路』や籾山幸士&加藤義彦・著『β星より愛をこめて』内で、公開されております…。
≪本邦初公開!第50話「アリの国探険旅行」関連秘蔵資料&情報〜資料&情報提供・「籾山幸士」さん≫
★「ダイヤとケーキ」シノプシス(作・市川森一)本邦初公開の秘蔵資料…。
※シノプシス採録にあたっては誤字など明らかなミス以外は出来る限りオリジナリティを尊重しました…。
<主旨>理屈ぬきでスカッとしたいとき、スリルとサスペンスの連続でストレスをふっとばすような冒険の世界へ、子供たちを引っ張りこむことを意図として……。
<ママの宝物>大人は、時々ヘンなものを大切にしている。例えば、ママのダイヤの指輪がそうだ。御飯粒よりまだ小さいダイヤなのに「命の次に大切なもの」とかなンとか言って、浮き浮きしてる。「ソレ、そんなに高いモノ?」と訊ねたら、ママは、にっこり笑って言った。「大切にしているのは高いからじゃないの。これがママの結婚指輪だからなのよ」
<ケーキの中へダイヤが……>お菓子の嫌いな子はいない。新装開店のお菓子屋のウインドーに登場した、目もつぶれそうなデッカイ、デコレーションケーキを見た時は、武も浩二も、全身がシビレて、しばらくその場から動けなかった。あんなお菓子が食べたいなあとボンヤリしながらウチへ帰ると、今日は、ママのケッコンキネン日だった。ママは大ハッスルしてお手製のデコレーションケーキを作っていた。「うんコレはいい調子」ところが、あとが大変だった。ママの、命の次に大切だと言っていた、0.1カラットのダイヤが、プラチナのリングからはずれて、配ったケーキの中へ、まぎれこんだと騒ぎだした。ケーキを食べた、武や浩二やコメットさんは、おかげでレントゲンまで撮られて、胃の中を調べられた。でも、なくなったダイヤはみつからない。パパが帰宅する夕方までに見つからないと「私、死んじゃう!」と、ママは大騒動の始末。でも、ダイヤが胃の中でなくて良かった。もしダイヤも一緒に飲みこんでたら、あの調子だと、包丁でおナカをえぐり取られたに違いない……。さて、ここに至って、コメットさんが重要なことを思い出したのだ。
<ダイヤ探しに蟻の巣へ>「私のケーキの半分を、あの時、ベータンに分けてやったンだわ!」ところがベータンの言い分は、「そのケーキだけど、あとでゆっくり食べようと思って、庭の花壇に、埋めちゃったンだ」それ!…と掘り返してみたけど、そのケーキはなくなって、小さな穴がみつかった。きっと、蟻かモグラの奴が盗んで行ったにちがいない。ダイヤもきっと、そのケーキの中だ!責任を感じたコメットさん、穴の中へ入ってダイヤを探し出して来ると言う。勿論、コメットさんだけを行かせる訳にはいかない。武と浩二とベータンとコメットさんの4人は、ミクロ化して、花壇の穴の中へ! ママのダイヤモンドを探しに出かけた。蟻の穴も大洞窟の迷路に等しい。洞窟の中では、色んな事件が続出した。何も知らないママが花壇に水をまいたおかげで、穴の中が大水害になって、あわや土左衛門になりかけたり、巨大な兵隊蟻に追っかけられたり、チューリップの根にまきつかれたり……。
<お菓子のお城!>さて、穴の一番奥は、女王蟻の大ドーム。ここには、お菓子屋で見たデコレーションケーキにそっくりなのが、まるでお城のようにそびえていた。きっと、蟻たちが、武たちの食べ残しを集めて作ったお菓子のお城だったンだろう。そして、めざすダイヤモンドは、このお城のテッペンでサンゼンとあたりに光を放っていた。4人はお腹を鳴らしてモーゼンとアタックした。お城の中は、廊下も壁も、厳重な扉も、みんなビスケットやチョコレートだから、ヘッチャラだ! モリモリ食べながら、テッペンのダイヤへと登って行った。やっとダイヤに手が届きそうになった時、あまり食べ過ぎたものだから、お城が土台から、くずれ落ちてしまった!お菓子の中からダイヤを見つけ出すと、あとは出口に向って一目散!そんな訳で、ダイヤは無事、ママのもとへ還って来た。ママは、子供たちの苦労も知らずに、大喜び。夕方、パパを出迎えるママの指には、ちゃァんと0.1カラットが光っていた。コメットはケーキのお城をこわしたおわびに、ひとり花壇の小さな蟻の巣の穴へ、おやつのケーキを小さくちぎって、放り込んでいた。
★「アリの国探険旅行」撮影進捗状況<※数字はフィート数(分秒換算)>
▽1968年 ▽撮影フィルムOK分 ▽編集済分
4月30日(火)まで: 315( 8分45秒)
5月 6日(月)まで: 329( 9分 8秒3) 262( 7分16秒)
9日(木)まで: 558(15分30秒) 458(12分43秒)
10日(金)まで: 731(20分18秒3)
12日(日)まで: 861(23分55秒)
最終:1046(29分 3秒3) 793(22分 1秒6)
△下絵35(58秒3)含む △合成アニメ除く
6月 3日(月)放映: 予告編 18.00( 30秒)
10日(月)放映:前半パート392.10(10分53秒5)
後半パート423.14(11分45秒23)
本編合計 815.24(22分38秒73)
★『週刊平凡』1968年5月23日号よりの出典記事…「九重佑三子のイガイな病気」〜九重佑三子が、「全身がシビレて手足がきかない」奇病に悩まされている。発病したのは、5月2日。カゼとヘントウセンで40度の高熱をだしたのが原因で発作が起こり、ついには立てなくなってしまった。もともと、この発作は彼女の持病とかで、これまでにも月に2、3度は全身がシビレて寒けがするといったぐあい。だが、こんどのように立てなくなるというようなことはなかった。そこで、急ぎ東京・信濃町の慶応病院に入院、精密検査をしてもらったところ、原因はどうやら、彼女が十文字高校(東京・巣鴨)で徒手体操の選手をしていたじぶん、平均台から落ちてオシリを強く打ったのが、いまだに尾を引いていることがわかった。医師の診断では「2週間の安静が必要」ということだが、売れっ子の彼女のこと、そうもしておれない。「これからはムリをしてもNHKの『みんなの招待席』だけは休みたくない」と、彼女はけなげな決心をしているが、若さではちきれそうな健康優良児の彼女が、イガイな後遺症に悩まされているとは、恋人(?)だって知らなかったでしょうな…。
≪『懐エピ!〜九重版・コメットさん』最後に…≫
◆今回、入魂体制でHP検証紹介をさせていただきました、九重版『コメットさん』第50話「アリの国探険旅行」と言う作品の当『もう一度みたいっ!懐かしのエピソ〜ド!』HPを心行くまでご堪能お楽しみいただけましたでしょうか?…。皆さんが今回の当HP検証を見終えられて、リアルタイム世代の方々には〜もう一度、九重版『コメットさん』を見直してみたいっ!…と、思っていただいたり、全く未見の方や若い世代の方々には、九重版『コメットさん』って、今まで食わず嫌いだったけれど(笑)何だかとっても面白そう〜…と言うような形で皆さんなりに九重版『コメットさん』と言う正統派のファンタジィ〜作品を良い方向に感じていただければ、当方幸いで本望なのでござります…。
◆…で、序章でも触れました通り、この第50話「アリの国探険旅行」と言うエピソ〜ド回は、今回ご紹介の通り、九重版『コメットさん』の記憶に残る〜代表作品のひとつではありますが…実は、九重版『コメットさん』の最高傑作ではないのです…。えっ、最高傑作も見たいですって?…では、是非!九重版『コメットさん』を全話通して、見てください(笑)…。その為にも、『話せばわかる!コメットさん再見〜ネコちゃん&キッズ計画!』と称しまして、下記HPへ「九重佑三子」さん版『コメットさん』の再放送嘆願リクエストをたくさん出し続けましょう〜!…。本当に夢が叶うとイイ〜なっ?マジック・バ〜トンで♪キャラロラ〜リレリンパッ♪(笑顔)…。【TAKA@管理人】
★『チャンネルNECO』HP&『キッズ・ステーション』HP★

≪制作・著作/国際放映・TBS≫
≪参考文献(敬称略)〜『アリの国探険旅行』(市川森一)、『リュウ vol.5』(徳間書店)、『月刊ブルドッグ〜1989年10月号』(ワールドフォトプレス)、『夢回路』(柿の葉会)、『β星より愛をこめて』(籾山幸士&加藤義彦)、『橋本洋二大全集』(森川由浩)≫
◎次回の懐エピは、まだ「未定」ですが、お楽しみにぃ〜!…。
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